『レンタル家族』は実話?上坂龍之介監督が映画を作った理由・あらすじを調査

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先日テレビのニュースを見ていたら、自主映画が連日チケット完売となり、上映館を全国へ広げているという話題が紹介されていました。

そこで気になったのが、映画『レンタル家族』です。

タイトルを聞いて最初に、

「これは実際にあった話なの?」
「そもそもレンタル家族って本当にあるサービス?」

と気になりました。

さらに調べていくと、作品そのものだけでなく、上坂龍之介監督がこの映画を撮ることになった背景にも、家族への強い思いがあることが分かりました。

この記事では、

  • 『レンタル家族』は実話なのか
  • 上坂龍之介監督が映画を作った理由
  • あらすじ・キャスト
  • なぜ自主映画がここまで話題になったのか
  • 実際にレンタル家族というサービスはあるのか
  • 現在どこで見られるのか

について、公式サイトや監督インタビュー、報道などをもとに整理します。

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映画『レンタル家族』は実話?

実話をそのまま映画化した作品ではない

まず気になるのが、

「『レンタル家族』は実話なの?」

という点です。

確認した範囲では、『レンタル家族』は特定の出来事をそのまま映画化した実話作品ではなく、上坂龍之介監督が長年構想してきた物語です。

公式サイトに掲載された映画監督・大崎章さんのコメントでは、約10年前の時点で、すでに上坂監督から『レンタル家族』の構想を聞いていたことが紹介されています。

また、監督自身も10年ほど構想を温めてきたと語っています。

そのため、

「実際に起きたレンタル家族の出来事を映画化した作品」

というわけではありません。

調べる前は、タイトルから実在するサービスの事例をもとにした映画なのかと思いましたが、実際には監督自身が長く温めてきたオリジナル作品という部分が大きいようです。

監督自身の家族への思いが作品に反映されている

ただし、完全に監督自身と無関係な物語というわけでもありません。

映画を作る大きなきっかけとなったのが、上坂監督の祖父との別れでした。

上坂監督はインタビューで、映画監督を目指して上京したものの、仕事に追われる中で夢から離れていたと振り返っています。

そして祖父が亡くなった際、

「映画を見せられなかった」

という強い後悔を感じたことから、自分で映画を撮ろうと決意したと語っています。

ここを調べていて印象が変わりました。

単に「レンタル家族という珍しいサービスを題材にした映画」というより、家族に伝えられなかった思いや、人と人とのつながりを描こうとした作品として見る方が、この映画を理解しやすそうです。

参考:1st Generation インタビュー

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上坂龍之介監督とは?

『レンタル家族』が長編初監督作品

『レンタル家族』を手がけたのは、上坂龍之介(こうさか・りゅうのすけ)監督です。

テレビ番組やCMなどの制作を経験し、自主映画として制作した本作で長編映画監督デビューを果たしました。

項目 内容
タイトル レンタル家族
監督 上坂龍之介
脚本 土井涼介、上坂龍之介
主演 荻野友里
全国公開 2026年7月31日〜
日本初公開 2025年12月6日
製作 2025年
上映時間 89分
製作国 日本
配給 ラビットハウス

映画は第23回中之島映画祭でグランプリを受賞しています。

自主映画というと、小規模な上映で終わる作品も多い印象があります。

それだけに、映画祭で評価され、その後一般公開まで広がった経緯は、この作品を調べていて特に目に留まった部分です。

参考:映画.com『レンタル家族』作品情報

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上坂龍之介監督が『レンタル家族』を作った理由

祖父に自分の映画を見せられなかった後悔

上坂監督は子どもの頃から映画監督を志し、大学進学をきっかけに上京しました。

しかしテレビ番組やCMなどの仕事をする中で、映画監督になるという夢から次第に離れていったそうです。

その状況を変えたのが、祖父との別れでした。

監督はインタビューで、祖父の葬儀で対面した際、

「映画を見せられなかったな。何しに東京に行ったんだろう」

と強く後悔したことを明かしています。

当時はすでに家庭もあり、今から助監督として映画界へ入り直すのは難しい。

そこで、

「だったら自分で映画を撮ってしまおう」

と考えたことが、『レンタル家族』制作につながりました。

この話を知ると、「初監督作品」という言葉の重みが少し違って感じられます。

単なるキャリアの第一歩ではなく、一度離れた夢を取り戻すために作った作品でもあるわけです。

もう一人の祖父にも映画を届けたい

さらに監督は、母方の祖父が体調面から長距離移動が難しいことにも触れています。

その祖父に映画を届けるため、

東京で作品を盛り上げ、関西でも上映したい

という思いがあったそうです。

実際に作品は新宿の1館からスタートし、その後、全国へ上映が広がっていきました。

監督が目指していた「作品を関西まで届ける」という流れが現実になっている点も、この映画が注目されている理由の一つだと感じました。

約400万円・10日間で撮影

映画は、製作費約400万円、撮影期間10日間という限られた条件で制作されています。

大規模な商業映画と比べると、かなりコンパクトな制作環境です。

監督自身も、朝から夜遅くまで続く撮影だったと振り返っています。

製作費だけを見ると「低予算映画」という部分が注目されがちですが、個人的には10日間という撮影期間の短さの方が驚きました。

89分の長編映画をそのスケジュールで完成させていることを考えると、スタッフや出演者の協力もかなり大きかったことが想像できます。

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映画『レンタル家族』のあらすじ

家族を支える洋子

主人公は、東京の会社で働く坂本洋子

仕事をしながら定期的に実家へ帰り、父・忠勝とともに母・千恵子を支えています。

千恵子は少しずつ物忘れが増え、洋子が数年前に離婚したことも忘れてしまうようになります。

帰省するたびに元夫や娘のことを尋ねる母。

洋子は仕事と家族のことを抱えながら、日々を過ごしていました。

「レンタル家族」というサービスと出会う

そんなある日、洋子は取引先の担当者から、

「レンタル家族」

というサービスを紹介されます。

最初は戸惑いながらも、レンタル夫を家事代行として利用することに。

そこで出会ったのが、松下豪です。

洋子が母のことを相談すると、松下は、

自分が夫を演じ、知り合いの子役・安田朱里が娘を演じる

という「偽物の家族」を作ることを提案します。

偽物だった家族の関係が変化していく

最初はあくまで仕事として始まった関係です。

しかし、家族として過ごす時間を重ねる中で、それぞれの気持ちに変化が生まれていきます。

映画では、

「演じること」と「本音」

の間で揺れる人々を通じて、家族とは何なのか、人とのつながりとは何なのかを描いています。

あらすじだけを見ると少し変わった設定ですが、中心にあるのは介護や孤独、家族関係など、むしろ身近な問題です。

ここが「レンタル家族」という言葉の珍しさだけで終わらない作品なのだと思います。

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映画『レンタル家族』のキャスト

主人公・坂本洋子を演じるのは、劇団「青年座」に所属する荻野友里さんです。

役名 キャスト
坂本洋子 荻野友里
千恵子 駒塚由衣
忠勝 黒岩徹
松下豪 龍輝
安田朱里 中本りな

そのほか、松林慎司さん、田中壮太郎さん、白木ひこさんらが出演しています。

派手なスター俳優を前面に出した作品というより、物語そのものや登場人物の関係をじっくり見せるタイプの映画という印象を受けます。

映画『レンタル家族』はなぜ話題になっている?

最初は新宿K's cinemaの1館から始まった

『レンタル家族』は2025年12月6日、新宿K's cinemaで1週間限定上映されました。

この上映では、全上映回が満席となり、WEB予約へのアクセスが集中して劇場サイトのサーバーがダウンするほどの反響があったと公式サイトで紹介されています。

その後、2026年7月31日から本公開。

8月には、新宿K's cinemaで22日連続オンラインチケット完売を記録し、全国へ上映規模が広がったと報じられています。

上映館数は追加・変更されるため、記事を見るタイミングによって数字が変わる可能性があります。

ここは元の情報を確認していて少し注意したいと思った部分でした。

ヒットによって上映館が次々増えているため、最新の上映館は公式サイトで確認するのが確実です。

参考:映画『レンタル家族』公式サイト

「カメ止め以来」と報じられるヒットに

自主映画として連日チケットが完売したことから、メディアでは『カメラを止めるな!』以来のヒットと紹介されることもあります。

大きな宣伝から始まった作品ではなく、まず1館で話題になり、口コミや報道を通じて広がっていった点が大きな特徴です。

私がテレビのニュースで気になったのも、作品内容以上に、

「なぜ小さな自主映画がここまで広がったんだろう?」

というところでした。

その疑問から監督のインタビューまで調べていくと、作品そのものとは別に、制作背景にも人を引きつける物語があることが分かります。

実際に「レンタル家族」というサービスはある?

映画だけの架空のサービスではない

「レンタル家族」という言葉を聞いて、

「本当にそんなサービスがあるの?」

と思った方も多いかもしれません。

実際、日本には家族や友人などの役割を代行するサービスがあります。

たとえばファミリーロマンスでは、家族レンタル・家族代行サービスを提供しており、全国対応と案内されています。

公式サイトでは、

  • 授業参観の代理
  • 運動会の親代行
  • 両家顔合わせ
  • 学校行事への代理出席

などが例として紹介されています。

基本料金は、1人・4時間で税別2万円。交通費などは別途必要です。

ここは少し意外でした。

映画を見ると「家族を演じる」という特殊な世界に感じますが、現実には行事への代理出席など、かなり具体的な事情から利用されているサービスのようです。

ただし、映画の物語が特定の家族代行会社の実話を映画化したものと確認できたわけではありません。

その点は分けて考えた方がよさそうです。

参考:ファミリーロマンス公式サイト

『レンタル家族』と『レンタル・ファミリー』は別の映画

検索するときに、かなり迷いやすいのがここです。

2026年には、

『レンタル・ファミリー』

という非常によく似たタイトルの映画も公開されています。

しかし、『レンタル家族』とは別作品です。

比較 『レンタル家族』 『レンタル・ファミリー』
監督 上坂龍之介 HIKARI
主演 荻野友里 ブレンダン・フレイザー
公開 2026年7月31日 2026年2月27日
製作国 日本 アメリカ
内容 記憶が薄れていく母とレンタル家族 東京で暮らす俳優がレンタル・ファミリーの仕事をする

『レンタル・ファミリー』は、ブレンダン・フレイザー主演、HIKARI監督によるアメリカ映画で、全編日本で撮影されています。

私も検索していて、最初は検索結果に2作品が混ざるので少し分かりにくく感じました。

感想や配信情報を探す場合は、

「上坂龍之介 レンタル家族」

または

「ブレンダン・フレイザー レンタル・ファミリー」

のように検索すると区別しやすいです。

映画『レンタル家族』はどこで見れる?

現在は全国の映画館で順次上映

『レンタル家族』は2026年7月31日から全国順次公開されています。

ヒットを受けて上映館が増えているため、具体的な劇場数や上映終了日は変わる可能性があります。

そのため、劇場を大量に並べるより、

公式サイトの劇場情報から最新の上映館を確認する

のがおすすめです。

映画『レンタル家族』公式サイトはこちら

NetflixやAmazonプライムで配信されている?

2026年8月31日時点で確認したところ、NetflixやAmazonプライム・ビデオなど主要な動画配信サービスでの配信は確認できませんでした。

現在は劇場公開が中心です。

ここで注意したいのが、検索すると別作品の『レンタル・ファミリー』や似たタイトルの作品の配信情報が出てくることです。

タイトルが非常に似ているため、配信を探す場合も作品名だけでなく監督名まで確認した方が安心です。

今後配信が発表された場合は、この部分を更新していく予定です。

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まとめ|『レンタル家族』は実話ではないが監督自身の家族への思いが制作のきっかけ

映画『レンタル家族』について調べました。

『レンタル家族』は、特定の実話をそのまま映画化した作品ではありません。

一方で、上坂龍之介監督が祖父に自分の映画を見せることができなかったという後悔が、初監督作品を作る大きなきっかけになっています。

そして、約400万円という製作費、10日間の撮影で作られた自主映画が、新宿の1館から始まり、連日のチケット完売を経て全国へと上映を広げました。

テレビニュースで見たときは、

「低予算の自主映画がなぜこんなに話題になっているんだろう?」

というところが気になりました。

しかし調べていくと、認知症や介護、偽物の家族という物語だけでなく、監督自身が一度諦めた夢と、祖父に映画を届けられなかった後悔から生まれた作品だという背景が見えてきました。

そうした制作理由を知ってから見ると、『レンタル家族』というタイトルの印象も少し変わってきます。

現在は全国で順次上映されていますので、気になる方は公式サイトで近くの上映館を確認してみてください。

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